370年の歴史で初。圧巻の桐生祇園屋台総揃え
遅ればせながら11月1~3日に開催された「桐生祇園屋台総揃え」の話題。370年を誇る桐生祇園祭の歴史の中で、今回歴史上はじめて本町一丁目から六丁目の6町会が保有する江戸から昭和にかけて建造された「祇園屋台」6基が一斉展示されました。桐生市の合併20周年記念事業としての開催です。


桐生の祇園屋台は規模も大きく、美しく精巧な彫刻に飾られているいますが、鉾座にて公開されている四丁目以外の屋台は、普段は解体されて倉庫に保存されていることから、各町会では6年に一度の天王番以外で組み立てることはほぼありません。そのような理由から一堂に会する機会は今まで一度もありませんでした。


期間中は貴重な屋台を舞台に様々な演目が行われ、私が寄らせていただいた3日は八木節のルーツと言われる新潟県十日町市の新保広大寺節や清桜高校和太鼓部などの演奏を楽しませていただきました。かつては様々な演芸が行われてきたであろう歴史ある祇園屋台。このような形で再び多くの人々の熱い眼差しが向けられることは喜ばしいですね。
それが故に、会場にて「解体してしまうのはもったいない」「屋台会館を作れないか」といった声が各所から聞こえてきたのは当然かもしれません。これほどの桐生が誇る資源が普段見ることができないのは本当にもったいないことです。祇園屋台の常設展示を行う道筋を立てることができないだろうか。今後そんな意見が高まっていくことは間違いないでしょう。今回市民の皆様と共有した価値観を基に、真剣に祇園屋台のあり方を考えて行きたいと思います。


