地域の未来を諦めない。勝手に総合計画&きりゅう未来創造塾
8月3日(水)は第2回目の勝手に総合計画、7日(日)はきりゅう未来創造塾の開講式に参加させていただきました。


「勝手に総合計画」は2028年度からスタートとなる桐生市の第7次総合計画を市民自ら議論して考えていくプロジェクトです。2011年の地方自治法の改正により、総合計画の基本構想策定の義務がなくなったことにより、桐生市では条例に定めたうえで基本構想を議会の議決により定めている状況です。地域づくりの最上位である総合計画ですが、市民の皆様が目にしたり議論したりする機会はほとんどありません。このような機会に少しでも関心が広がっていってもらえたら嬉しく思います。3日は群馬大学桐生キャンパス内で改修が終わったばかりの6号館において、天谷教授によるローカル5Gを活用した実証実験などの取り組みが紹介されました。
きりゅう未来創造塾は日本商工会議所青年部の支援の下、桐生市や桐生商工会議所が新たに開設するビジネススクールで、7日は桐生商工会議所にて開校式が開催されました。2016年に和歌山県田辺市でスタートした取り組みを基に熊本大学が構築したプログラムであり、10名ほどの少人数で業種が重ならない若手経営者が集まり、新たな繋がりを基に地域にイノベーションを生み出していこうという試みです。イントロダクションの中では「地域の課題が新しい価値を生むことがある」「大きな企業を誘致するよりも小さなビジネスをたくさん生み出すことを目指している」という説明があり、これまで取り組んできた桐生イノベーションアカデミーとの手法の違いを感じたところです。
どちらも地域の未来を行政任せにしない、みんなで一緒に参加して未来を描いていこうという取り組みです。様々な課題に直面している桐生市ですが、決して諦めることなく、皆様とともに前向きに進んでいくことができたらと思います。