年に一度の銃砲一斉検査へ

16日は桐生警察署大間々分庁舎にて開催された銃砲一斉検査へ。銃砲一斉検査とは散弾銃やライフル銃などの所持許可を受けている人が年に一度、所轄の警察署に出頭して所持している全ての猟銃を検査してもらう機会となります。

日本において銃を手にできるのは「狩猟」、「有害鳥獣の駆除」又はスポーツとしての「標的射撃」を目的とした所持に限られており、所持までの手続きは簡単ではありません。有害鳥獣対策を目的として猟銃を手にするためには、筆記講習と実技教習それぞれに合格し、銃砲所持許可申請を行い、「銃砲所持許可証」の交付を受ける必要があります。また、それぞれの段階において警察による厳しい調査・審査があり、全ての許可が出るまでのハードルはかなり高い状況です。

そして所持してからも年に3回の所持許可の更新や、講習会の受講、また今回のように年に1回の銃砲一斉検査があります。

現在の有害鳥獣被害対策において、狩猟免許所持者や猟銃所有者の減少は切実な問題。銃は殺傷能力のある危険な道具であり、身辺調査などをせずに安易に許可を与えることはできませんが、後継者問題を解決するためには、猟銃を持つためのハードルを軽減していくことも検討していかなければならないと感じるところです。