昭和の日常と活気を感じる写真。齋藤利江写真展

四辻の齋嘉で開催されている齋藤利江写真展にお伺いしてきました。齋藤利江さんが10代の頃に撮りためたモノクロ写真は生活感に溢れ、活気に満ちた桐生の街並みや人々の笑顔を写し出しています。

齋藤利江さんと初めてお会いしたのはまだ20代のころ。10年ほど前には錦町商店街に斎藤さんの撮影した昭和の写真が飾られていたのが印象に残っています。コミック「三丁目の夕日」の連載などでも話題となり、東京での個展を開催するなど各所で活躍されていた利江さんですが、今は生活拠点をニュージーランドに移されておりなかなかお会いする機会がありませんでした。

今回の写真展開催にあたり久しぶりに利江さんとお会いすることができ、娘も紹介することができました。築100年の古民家である四辻の齋嘉は斉藤さんの本家にあたる場所とのこと。建物の雰囲気も相まって、写真の中から当時の笑い声が聞こえてくるような、そんな素敵な雰囲気の中で写真を楽しむことができました。

昭和30年代の桐生市を写し出したこれらの写真は桐生市にとっても貴重な財産です。今後も多くの皆様に見ていただく機会ができることを期待しています。