桐生が岡遊園地の新アトラクション効果で収入増加。6月議会ダイジェスト①

6月30日に桐生市議会 令和5年度第2回定例会(6月議会)が閉会いたしました。市議会改選後としては初の定例会となったわけですが、その中で私が質疑した内容の一部を紹介していきたいと思います。
最初の話題は、今年の3月24日から稼働したアースケア桐生が岡遊園地の2つの新型アトラクションについてです。昨年度予算において子ども基金への寄付1億円を活用して整備したもので、「メルヘンカップ」の跡地に「ウォーターシューティングライド」と、ゲームコーナーの一角に「カード迷路ぐるり森大冒険」の2機種を整備しました。
今議会の一般会計補正予算において、遊具の使用料収入の増額と、「カード迷路ぐるり森大冒険」用のカード購入費の支出の増額がそれぞれ増額され、新アトラクションの導入効果について質疑をさせていただきました。利用状況については、4月の他の大型アトラクション平均利用者数11,633人に対して、「ウォーターシューティングライド」が12,806人、「カード迷路ぐるり森大冒険」が21,262人となっており、特に後者が大変好評を得ていることがわかります。「カード迷路ぐるり森大冒険」は1か月で30,000人を超える利用数に達し、好調なスタートと言えそうです。

なお、収入においての効果としては、令和4年4月の大型アトラクションの利用人数が9万2,397人であったのに対して令和5年4月が11万4,353人で前年同月比2万1,982人の増。同じく金額では令和4年4月が1,195万5,050円に対して令和5年4月が1,428万5,600円で前年同月比233万550円の増加となったとのことで、経営面でも大きな効果があったと言えます。
桐生が岡公園を構成する遊園地と動物園はともに入場料無料、かつ遊園地の大型アトラクションは料金200円と低価格であり、維持運営費は一般財源から補填されています。つまり市民の皆様の税金です。私たちの会派「そうぞう未来」では「稼げる自治体」を目指して、動物園の有料化などを含めた収益性の確保などの改革を要望してきました。今回の遊園地の遊具の更新に当たっては、市民からの目的を指定したご寄付をいただき整備したものですが、貴重な財源を使う以上、投資に対する効果を常に意識する必要があります。

今回の新アトラクションの導入によって、遊園地の収入には大きなプラス効果が生まれた訳でありますが、引き続き公共施設における収益性の改善、自主財源の確保に向けての調査・提案を行っていきたいと思います。