酒米による農業の活性化

本日は新里総合センター(新里支所)にて開催された「まちづくりミーティング」を傍聴させていただきました。「まちづくりミーティング」は開催テーマに沿って集まった市民の皆様と市長が直接意見交換を行い、地域課題の解決や市政に反映していこうという企画です。

今回のテーマは「酒米による農業の活性化」となり、桐生市新里町で酒米生産に取り組む桐生市酒米生産組合の皆様6名と、市役所関係課の皆さんが参加して活発な議論が交わされました。

新里町での酒米生産は5年ほど前から。主食米の価格の下落や後継者不足、耕作放棄地の増加などが問題となる中、みどり市大間々町の近藤酒造より地元産の酒米を活用した地酒の生産の要望があり、生産がスタートしました。昨年からは太田市の島岡酒造向けにも酒米が生産されており昨年度には12,120kgの酒米が新里町内で生産されています。

ミーティングの中では「酒蔵は大間々だが、桐生市の酒米を使っているのでふるさと納税の返礼品に入れることができないか」といった意見や「新里には若手が多いので、若手の農業継承を応援してほしい」「資材費や燃料費が高騰しており支援をしてほしい」といった意見などがあり、市長や担当課からも具体的な検討をする旨の回答があるなど、実りあるミーティングとなったように思います。

さて、残念ながら途中で火災が発生し消防団員として現場へ急行した関係で、ミーティングは中座となってしまいました。実は今回のミーティングに参加していた若手農家3名も消防団員。農家の若手は食を支えているだけでなく、地域の安全も支える重要な役割を担っています。

新里産の酒米を使った日本酒の消費も盛り上げていきたいですね。飲んで応援しましょう。