新里町奥沢で鳥獣の生息調査

今朝は新里猟友会の鳥獣の生息調査活動で新里町奥沢の公有林へ。この活動は鳥獣被害対策の隊員として桐生市から委嘱される形で実施しているものです。なお、銃器を使用した活動のため新里町内の防災無線において事前に周知を行った上で安全を確保して実施されています。
今回の活動の中では、昨年同様にイノシシや鹿の生息の痕跡を多数見つけることができましたが、捕獲等には至らず、私自身も目撃頭数はゼロという結果でした。ちなみに、来週日曜日にも別の班による活動が予定されています。


新里町奥沢は森林と農地が接する、いわゆる里山と呼ぶにふさわしい地域。里山の農地が耕作放棄地等となり、人間と野生鳥獣の生活圏が重なってきたことが、昨今の鳥獣被害の根底にあります。奥沢の森林と農地の境目にはフェンスが張り巡らさせていますが、今回の調査ではフェンスの破損した箇所など確認できました。
有害鳥獣対策は、ただ単に動物を追い払うだけでなく、人間の側も生活圏に野生鳥獣が入り込まないような対策を尽くしていく努力が大切だと感じています。