歴史的町並みに溶け込む東分署 建設工事最終盤

桐生新町重要伝統的建造物群保存地区に程近い、群馬大学理工学部の西側にて整備が進んでいる桐生消防署東分署の建設工事が最終盤となり、仕上げ作業を残しほぼ完成を迎えました。

歴史的町並みに溶け込む桐生市東分署

現在桐生市東1丁目にある東分署は築50年が経過し老朽化が著しく、また現在地建て替えが難しいことから移転整備することが決定。昨年10月から建設工事が行われてきました。新たな東分署の建設地は天神町1丁目の旧北中プール跡地となります。山手通りと県道桐生田沼線(本町通り)の両側に出動できる立地で、歴史的建造物が多く残る重伝建地区にも近いことから、文化財を守る観点でも対応能力が向上するものと期待するところです。

建物のデザインは周囲の歴史的景観に配慮した和風のたたずまい。屋上に訓練スペースを設けるとともに、女性職員にも配慮した設計となっているなど、様々な部分で現在の東分署より設備面が改善されています。

この度の東分署整備により、桐生市の防災・減災能力が向上し、市民の安心安全に繋がっていくことを心より期待しています。