上電沿線からの浅草方面の乗継が向上します

6月6日(土)の東武鉄道のダイヤ改正により、桐生線の特急りょうもう号に赤城駅6時10分発が新設され、朝8時過ぎに北千住や浅草に到着できるようになります。2017年の改正では浅草発赤城行きの特急りょうもう号の最終列車の出発時が21時台に繰り下げられていることから、日帰りでの滞在時間が12時間以上確保できるようになりました。

また、上毛電鉄に関しましても東武鉄道のダイヤ改正に合わせ、特急りょうもう号の始発列車と最終列車に乗り継げるように改善されます。どちらも、中央前橋~西桐生間の全ての駅からの利用が可能です。

特に、西桐生方面からは今回のダイヤ改正により、5本の電車で東武鉄道との乗り継ぎが良くなるように改善されました。おりひめバスの運行は日中に限られることから、桐生の中心市街地から特急りょうもう号を利用する場合、赤城経由の方が時間の選択肢が多く、早朝から深夜まで乗り継ぎが可能となり便利と言えます。ちなみに、新桐生からも赤城からも乗車賃には差はありません。なお、上毛電鉄の西桐生~赤城間の運賃¥280に対し、おりひめバスの運賃は¥200となります。

また、中央前橋方面からの利用に関しましても、JRと比較しても有力な選択肢となりそうです。仮に5時31分前橋発でJR両毛線の普通列車を利用した場合、高崎でJR高崎線、上野で地下鉄 銀座線に乗り換え、浅草に7時55分到着で運賃は¥2,150。一方、中央前橋5時25分発、赤城駅経由では8時17分に浅草着、運賃は¥2,900となり、赤城~浅草は指定席なのでJRでグリーン車(平日¥1,000)を利用すると仮定すると、赤城経由の方が乗り換えも少なく、料金も安く、快適と言えそうです。

前橋市、桐生市、みどり市の上毛電鉄沿線の皆様、浅草・スカイツリー方面にお出かけの際には、ぜひ上毛電鉄を利用し赤城乗り換えで特急りょうもう号をご利用いただけたらと思います。

注意
現在、群馬県より埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県への不要不急の往来について自粛要請が出ております。早ければ6月中旬以降に解除となる見込みですので、解除前の移動には十分なご配慮をいただきますようお願いいたします。