想定外に備える
昨日は桐生駅前の桐生市保険福祉会館において令和元年度 桐生市災害救助訓練が行われました。
この訓練は災害対策基本法の第四十二条(市町村地域防災計画)に基づく「桐生市地域防災計画」で定められている災害訓練計画の一環として、救助訓練・救護訓練を行うものです。
今年度の参加機関は桐生市、桐生市医師会、桐生警察署、桐生市消防本部、桐生市市民活動推進センターの約130名。訓練の想定は直下型地震が発生し、震度6強を観測し保険福祉会館及び、桐生駅構内の市民活動推進センター「ゆい」において多数の負傷者が発生。数名が救助を求めているというものです。
訓練では、各機関の連携の確認は勿論のこと、災害医療現場で対象者の優先度を決定して選別を行うトリアージや、救助途中で緊急地震速報が発令し救助作業の中断および緊急退避を行うなど、具体的な想定の上での訓練となり、緊張感のある内容であったと思います。
今年は台風21号により市内約7万人に避難勧告が出るなど、災害はいつ起きても不思議ではない状況です。50年に一度、100年に一度の災害が頻発するなど、常に災害想定を超えた備えが必要だと感じます。地域防災計画には各種警報の基準や緊急時の体制なども細かく記載されており、知っておくことも一つの備えです。参考までにリンクを記載させていただきます。
「桐生市地域防災計画」(桐生市HP) http://www.city.kiryu.lg.jp/shisei/keikaku/1002976.html