災害初動期における要

本日は関東若手市議会議員の会 神奈川ブロック研修に参加させていただきました。研修場所は陸上自衛隊 座間駐屯地です。座間駐屯地は相模原市と座間市に跨がる米陸軍キャンプ座間の敷地内にあり、陸上自衛隊として唯一となる在日米陸軍と敷地を共有する駐屯地となります。

今回は主に災害現場で活躍している第4施設群 第364施設中隊の装備を見学させていただきました。道路障害作業車などは日常に見かける工事現場のショベルカーやブルドーザーと大きな違いはありませんが、圧巻だったのは自衛隊独自の装備である81式自走架柱橋です。災害現場等で応急的に橋を架けて、緊急車両等の通路を確保するために活躍している装備です。東日本大震災の際には実際に架設をして活躍したそうです。

東日本大震災では約10万人の自衛官が被災地に派遣され、2万人近い方が救助されました。また近年では、大雨による堤防の決壊や土砂崩れなど局所的な災害に対しても自衛隊が派遣される例も多数見受けられます。災害要請を行うのは県や市町村などの地方自治体です。自衛隊がどのような装備を持っていて、どのような災害で活かすことができるのか、基本的な部分についてしっかり知識を持っておくことの大切さを感じました。

余談ですが、昼食では駐屯地の食堂にて体験喫食をさせていただきました。海軍カレーならぬ陸自カレー400円也。とても美味しくいただきました。また、今回は地元神奈川ブロックの皆様のご尽力により、普段はなかなか入ることのできない米軍キャンプ内見学もさせていただきました。貴重な機会をいただきありがとうございました。