北関東の産学官連携の中心地を目指して
本日は北関東産官学研究会の総会に出席させていただきました。同研究会は桐生市及び群馬県を中心に北関東地域の企業と群馬大学等の研究機関、また行政機関とを結び、様々な分野における共同研究等を支援している団体であり、桐生市織姫町の地場産業振興センター内に所在しています。
桐生市は群馬大学理工学部が設置されており、10万人規模の都市に国立大学のキャンパスが立地している稀な地方都市と言えます。群馬県における理工学研究の中心である群大理工学部が所在しているのは桐生市の大きな価値であり、この価値を活かしながら地元企業への波及効果を生み、産業の高度化や次世代産業の開発に繋げていくことが今後の桐生市の発展の鍵を握っているとも言えます。
北関東産官学研究会では産官学による共同研究に対して支援をおこなっており、桐生市を中心とする企業と群馬大学を中心とする研究機関と行政を繋ぐ機会を提供しています。また桐生市ではこの活動を支援しており、毎年共同研究助成に対して1,500万円の補助金を交付しています。このお金は桐生市民の税金であり、桐生市の発展や税収にとってどの程度の経済効果が生まれているのか、また桐生市の雇用創出等にどの程度貢献をしているのかは大変重要な問題です。私はこの点について、毎年予算委員会・決算委員会にて確認をさせていただいており、今後においても研究の成果・効果を継続的に確認していきたいと考えています。
桐生市に北関東を代表する産学官連携の中心機関があることは桐生市の大きな価値です。この価値を最大化していけるよう、行政機関としてしっかり連携支援体制を構築していくことは桐生市の利益に繋がります。群馬大学理工学部が所在する都市として、研究機関の活発化が地元産業界の活性化につながるような仕組み作りについて、私個人としても市議会としてもその方法や効果などについて引き続き勉強していきたいと思います。