外国人利用者の増加の要因は?

昨日、新里温水プール運営委員会に委員として出席させていただきました。新里温水プール運営委員会は議会や地域団体から選出された委員で構成されており、健全なプール運営を図るための市長への諮問や調査などを行うことを目的として設置されています。

平成10年4月にオープンした新里温水プールは北関東最大の屋内プールで、ボディーボードも楽しめる波の出るプールや、ウォータースライダー、洞窟風の流れるプールなど様々なプールが楽しめる人気施設となっており「カリビアンビーチ」という愛称がついています。また、この温水プールは隣接する桐生市清掃センターの余熱利用施設であり、施設内は一年中快適な温度で保たれている通年型の施設です。

今回の運営員会で示された直近の温水プールの利用状況ですが、昨年7月の清掃センターの故障に伴う臨時休業による入場者の減少以降は、順調に入場者が増えており、今年に入ってからは前年実績を上回っている印象です。海なし県群馬の海への憧れとして「秘密のケンミンSHOW」で取り上げられたことなども入場者増の要因の一つと考えられますが、その他の要因として私が質問させていただいたのは外国人利用者の増加についてです。指定管理者からの回答として、外国人の利用者が増え続けているという状況を確認させていただきました。外国人の増加に伴い、注意書きの多言語対応や、文化の違いの部分をどう理解してもらうかという部分で様々な工夫しながら取り組んでいただいたいる とのことです。外国人利用者が増えた要因としては、近隣都市の外国人労働者のなかで、SNS等で情報が広がっているからではないかとの説明でした。

新里温水プールは清掃センターや最終処分場を受け入れていただいている地元への還元施設という性質も持っています。温水プールが健全に運営されていくためにはより多くの方に利用していただくことが必要であり、外国人利用者の増加への対応も含めて、全ての方に心地よく利用していただけるよう、様々な配慮をしていくことが大切です。