いのちを守るために。子どもの事故予防地方議連 総会・研修会

昨日今日の2日間、東京の品川駅近くにて開催された「子どもの事故予防地方議員連盟」の総会・研修会に出席。当議連は地方議員同士で子どもの事故事例を共有し、全国のネットワークを活かしながら課題解決に向けた調査・提言を行っている会員100名弱の超党派議連です。私は、新年度から幹事長代行と地域対策室長を務めさせていただくこととなりました。

総会後は当議連の顧問でもある、せんとう法律事務所の仙頭真希子 弁護士より「弁護士の立場で考える 生命の安全教育について」と題した研修会を行っていただきました。子どもの安全ネットかがわなどの活動や、弁護士として相談対応をした実例なども交えながら、子どもへの性教育の大切さについてご教授いただき、その重要性を改めて感じた次第です。

グループでの討議も行い、小学生の前から性に対する知識を身について自衛できる物差しを持ち、しっかり「嫌だ」と言える言葉を身に着けさせる大切さを共有しました。桐生市でも「生命(いのち)の安全教育」の現状を確認し、各年代において着実に性教育が実施されるよう働いかけていきたいと思います。

続いて本日17日は研修会 2日目として、自転車用ヘルメットの国内No.1シェアで子ども用ヘルメットの開発・普及に取り組んでいる株式会社オージーケーカブトより広報チームリーダーである柿山昌範 様をお迎えし「子ども用自転車ヘルメットの必要性・安全性・選び方」についてお話をいただきました。なお、こちらの研修は前年度の地域対策委員会 副委員長として、私も設営に関わらせていただきました。

2023年春の道路交通法の改正で、自転車に乗る全ての人のヘルメット着用が努力義務化されたことで話題となっている自転車用ヘルメット。自転車事故の被害の約半分は若者と高齢者で、16歳の死傷者数が最も多いこと、死因の58%が頭部損傷であること、ヘルメットを被らないと致死率2.2倍となることなど、基本的なリスクについて再認識する中で、安全基準に適合する「SG」「JCF」などの認証マークに対する注意点についても詳細にご解説いただきました。

株式会社オージーケーカブト様の特徴としては、日本人に合ったヘルメットの開発や、子ども用ヘルメットの開発に早くから取り組んできていることが挙げられます。更には、被りたくなるヘルメットとして都会的なデザインや帽子風などのファッション性の高いヘルメットの開発にも取り組んでいます。子ども達や学生を含めて、ヘルメットをすることが当たり前となり、ヘルメットをしていることが「命を守ること」=「かっこいい」となり、ヘルメットをしないことが「危ない」=「かっこ悪い」という社会的な共通認識になっていってもらえたらと願っています。子どものヘルメットの着用義務化も含め、地域対策室としての今後のアクションについても具体的に検討をしていきたいと思います。