商店街振興組合発祥の地に学ぶ。全国商店街青年部指導者研修会in愛知 番外編

7月に2日間の日程で全国商店街青年部指導者研修会に参加。その番外編として、研修終了後に名古屋で最も有名な商店街として知られる大須商店街まで足を延ばして個人的に視察をさせていただきました。

大須商店街の印象をまとめると以下の通りです。

・チェーン店がほとんどなく、地場のお店が元気。

・人通りが非常に多い(観光客ではなく地元の方が多い印象)。

・駅からのアクセスは非常に悪い。

・一つの通りではなく商店街が面的に広がり、南北碁盤の目状に複数の商店街が交差して全体を大須商店街と呼ぶ(大須商店街というエリア名という感覚)。

・大須商店街を構成する各商店街が通り毎に個性が豊かで表情が違う。

・秋葉原と新大久保と浅草を掛け合わせたような多様な業種がひしめき合う。

・多くのお店が道路空間まで商品棚を出して営業している(床面積に対して販売できる商品量が多い)。

・ゆえに店舗と公道との境界線が曖昧。

・ローカルアイドルグループ「OS☆U」が活動し、街中で定期的にライブ活動を行っている。

以上のように、元気な地方都市にありがちなドラッグストアやファーストフード店だらけのチェーン店街にもなっていないし、シャッター街でもない、とにかく今まで見たことのないモデルで生き残っている商店街という印象を受けました。大げさではなく、大須商店街に商店街再興のヒントが多く隠されているのではないかと感じた次第です。名古屋に訪れた際にはまた必ず再訪したいと思います。