全国の商店街青年部が集う意味。指導者研修会in熊本 その②

2日目(7月19日(水))は中小企業庁経営支援部商業課の古谷野義之 様による講演「今後の地域づくりと商店街の課題×青年部だから期待すること」からスタート。現在中小企業庁が地域のニーズを踏まえた自治体と商店街等との連携を重視する中で、商店街の位置付けが「商店が集まる街」から「生活を支える街」へ転換してきていること、地域の持続的な発展のためにどのように担い手を作っていくか、エリアの中で熱意ある皆様をどう支援していくかなど、様々な支援を用意していただいていることをご説明いただきました。国が示している支援策の中でも、使えるのに活用できていないものもあります。今困っていること、求めていることを商店街から自治体に伝えて、自治体から適切に交付税等を求めていくといった流れもしっかり意識していかなければいけないと感じた次第です。


そして、最後は青年部が6グループに分かれてのワークショップ。かなり久しぶりの企画であったようですが、「現在の商店街の課題と解決策」をテーマに膝を突き合わせながら大いに盛り上がりました。ハードに関することやICTなどの新しい取り組みに関することなど、大きく2つの問題定義があったのですが、各班とも最終的な結論は「お金」と「人」に収束しました。どれだけ高い目標や志を持っていても、それを実行する資金や人手がなければ何も成し遂げられません。そういう意味では全国青年部の人と人との繋がりも一つの原動力になりえます。

今回の研修で学んだことを地元にフィードバックしながら、商店街が持続的に活動していくための仕組みについて、そして商店街がどのように街に良い影響を与えていくことができるのかを考察し、実行していきたいと思います。最後になりますが、設営に関わられた全ての皆様に心より感謝申し上げます。