底知れぬ桐生の力。FWは終盤戦へ。糸屋通り&JAZZフェスティバル

10月28日から始まった桐生ファッションウィークも終盤戦。11月3日の文化の日は恒例の「糸屋通りいらっしゃいませ」と、初開催となる「桐生JAZZフェスティバル」が開催されました。

本町通りの一本西側、普段は静かな一方通行の糸屋通りですが、年に2回の歩行者天国「糸屋通りいらっしゃいませ」の日ばかりは多くの人で賑わいます。今回も多くの出展者と出演者が一つの通りで結ばれて、すれ違う人との挨拶や店主とお客さんの談笑があちらこちらで聞こえてくる。そんな、道幅が狭い通りだからこその温かいコミュニティ空間が出来上がっていました。

そして、桐生駅北口広場では「桐生JAZZフェスティバル」が初開催。Jazz&Blues Bar Villageを中心とした実行委員会の皆さんがクラウドファンディングなども活用しながら開催にこぎ着けました。群大Jazz研バンドから世界を股に活躍する山中千尋さんまで、桐生のJazz文化を惜しみなく詰め込んだ夢のようなフェスには、会場からあふれんばかりの聴衆が集まり、日の高い時間から夕焼け、そして夜景へと移りゆく街の背景も演出に加えながら素晴らしいエンターテイメントを届けてくれました。私も昔は楽器に触れていましたが、正直に言うとJazzについては語れるほどの知識はありません。でも、あの空間で多くの皆さんと一緒に時間を共にして本物のJazzに触れたとき、自然と目に熱いものがこみ上げました。理由はいらない、その場にいることで感動できる本当に素晴らしいイベントでした。

どちらのイベントも開催までの苦労ははかり知れません。でも、こういったイベントができるのが桐生、いや桐生の人の底知れぬ力です。

2か所のイベントの間を行き来する人たちによって、商店街に人がたくさん往来してくらました。この賑わい景観も久しぶり。やはり街は人が集うことで街の体を成すということを改めて実感した次第です。イベントの開催に関わられた皆様に心より感謝と敬意を申し上げます。

いよいよ桐生FWも残り2日間。桐生の本領発揮はまだまだこれからです。この週末、ぜひ皆様も桐生の街にお出かけください。