参加型の建築模型展『まけっと』が開催中

桐生市本町1丁目のギャラリー象 K A T A C H Iにて、ねぎしけんちくスタジオ展「まけっと」が開催されています。期間は7月26日（火）まで。

会場の「象ＫＡＴＡＣＨＩ」は桐生新町重要伝統建築群保存地区内にある古民家を改修したカフェ併設のギャラリーで、ねぎしけんちくスタジオの設計監理により今年2月に開業した新しいお店です。会場内には、これまでねぎしけんちくスタジオ（根岸陽代表）が手掛けてきた建築模型（約40点）がと処狭しと並んでいます。

ねぎしけんちくスタジオ代表の根岸陽さんは、桐生市新里町出身で東京工芸大学卒業後、オランダ留学などを経験し、県内の建築設計事務所等への所属を経てねぎしけんちくスタジオを開設しました。実家の納屋をセルフリノベーションして仕事場にするなど、独創的な活動も行っています。

今回の展示では、設計の過程で生まれる副産物としての建築模型を作品と捉えており、根岸さんは「一つの模型の中に自身を入り込ませて空間体験をしても良いし、模型同士に関係性を発見したり、その周囲に新たな空想世界を想像してもよい」と、作品の楽しみ方を表現しています。あえて解説などは掲示しない展示スタイルも根岸さんのこだわりです。