桐生×富士吉田サンチカンマッチ
19日に「ふふふ」で行われた桐生市と山梨県富士吉田市の2つの繊維産地を結ぶ“産地間”交流イベント「桐生×富士吉田サンチカンマッチ」に寄らせていただきました。
桐生も富士吉田も絹織物をルーツに発展してきた繊維産地です。以前、山梨県の知人に「桐生も織物有名なんですね」と言われて「桐生も」という表現に結構衝撃を受けたのを思い出します。
恥ずかしながら富士吉田の繊維産業のことは全く知らず、予備知識はありません。でも「ふふふ」に一歩足を踏み入れた瞬間、桐生の繊維とは全く違う世界観に包まれたように感じました。それは今回出展されていた4つのブランドがもつ独特のカラーなのか、それとも富士吉田が産地として持つ雰囲気なのかはわかりませんが、とにかく色鮮やかでポップで、織物という堅苦しさがない、親しみを感じる製品ばかりだと感じました。
会場には富士吉田から地域おこし協力隊の方や、メーカーさん、行政の方などがおり、色々と富士吉田のことを教えてもらいました。街の人口も、繊維産業もちょうど桐生の半分くらいの規模だそうです。でも、桐生と違って街として繊維を全面に押し出してはいないとのこと。やはり「富士吉田=富士山」という絶対的なイメージに埋もれてしまっているそうです。
産地間で交流すること、産地間で話しすること、他の産地の商品を手に取ること、全てがすごく新鮮に感じました。桐生には確かな技術があるけれど、富士吉田の柔軟性やチャレンジ精神には学ばなければいけないと思います。ちなみに、私はIIYUサコッシュ(男湯)と羽田忠織物のネクタイを購入させていただきました。
これから桐生と富士吉田の“産地間”が結ばれて、様々な化学反応が起こることを期待しています。