一年がかりのカーブミラー改良

新里町内の直角カーブに設置されたカーブミラー。街路灯のポールと重なり見づらいとご相談をいただいたのはちょうど1年前でした。簡単に改善できる事案だと思って調整を始めたところ、一筋縄ではいかない事情が多々ありました。
まず一つ目の問題は、該当箇所は県道に設置されているカーブミラーですが、旧新里村が設置したもので、現在は桐生市の管理であること。その後、県によってカーブミラーの前に街路灯が設置され、カーブミラーが死角となったようです。


二つ目の問題はカーブミラーの下が歩道であり、単純にカーブミラーの首を伸ばすと歩道の通行に支障があること。当初設置されていたミラーは旧型で重量が重く、アームを伸ばすと現状のポールでは荷重に耐えられないとの見解もありました。
県の街路灯のポールにカーブミラーを付けさせていただくことや(構造計算上不可との回答でした)、ミラーそのものの位置を移動できないかなど色々と検討を進めた結果、現状のポールにアームをつけてミラーの位置を変更するとともに、ミラーを小型化して歩道の通行に支障がないように改良をしていただき、無事解決となりました。


当該箇所は交通量も多く、直角カーブにT字路も絡む危険な構造の道路です。今回のカーブミラー改良により、より安全に通行できるようになることを期待しています。
最後になりますが、解決に向けてご尽力いただきました新里支所の皆様、桐生土木事務所の皆様に心より感謝申し上げます。