新桐生駅にエレベーター設置へ(補正予算)
令和2年 桐生市議会 第3回定例会(9月議会)も残すところ1週間となった本日、追加議案が提出されました。内容は、新桐生駅のバリアフリー化に対する補助金7,000万円の補正予算を計上するものです。この議案は18日の一般質問終了後に上程、即日採決されます。
議案の説明によると事業概要は、新桐生駅のバリアフリー化事業としてエレベーターを設置し、合わせてスロープの改修と多目的トイレの設置工事を行うものとなります。総事業費は約2億1,000万円、そのうち1/3の7,000万円を桐生市が負担し、残りの1/3を国が、1/6ずつを県と東武鉄道が負担し、事業主体は東武鉄道が担うという形です。詳細は18日の本会議の質疑の中で確認を行っていきたいと思います。
新桐生駅は桐生市の玄関口の一つでありますが、下り線ホームから改札までの間に階段の昇り降りがあり、高齢者の方や車いすの方などには非常に利用しづらい状況が続いていました。これまでも、多くの市民の皆様からエレベーターの設置要望をいただいてきており、会派としても毎年、設置の要望を行ってきました。
バリアフリー法では1日当たりの利用者数が3,000人以上の駅のバリアフリー化を鉄道事業者に義務付けています。一方で、新桐生駅の1日当たりの利用者は約2,200人となっており、バリアフリー化の要件を満たしていない状況が続いていました。今回のエレベーター設置は、桐生市が東武鉄道や国に要望し続けてきた成果と、東武鉄道の企業努力の賜物であり、心より感謝申し上げる次第です。
東武鉄道のお気持ちにこたえる意味でも、今回の議案が可決され無事にバリアフリー化工事が完了した暁には、ぜひ多くの市民の皆様に新桐生駅をご活用いただけたらと思います。