まちなかテレビをDIYで再整備
桐生市本町六丁目商店街のスタジオからインターネットテレビを配信している「まちなかテレビ」は、有志ボランティアで運営するコミュニティ放送局です。2014年の開業以来、番組を毎週のように配信し続けてきました。「まちなかテレビ」の特徴の一つがスタジオ公開配信を通じたコミュニティ機能ですが、昨今のコロナ禍により番組配信の休止や、スタジオ公開の休止などを余儀なくされてきました。その間、システムを担う小暮さんの手によるシステムアップデートにより、コメント機能などが追加され、在宅視聴でも楽しんでもらえるような改善が図られつつあります。
そんな中、お客さんが来られない状況だからこそできることをしようと思い立ち、まちなかテレビの内部をセルフDIYにより改修することを決意。ねぎしけんちくスタジオの根岸陽さんに全体のプランニングを相談したところ、図面での提案に留まらず模型も含めた具体的なイメージを示していただきました。
テーマはスタジオという特殊な用途だからこそ、バックヤードのようなむき出しの要素を残しながら改修すること。見せる部分と隠す部分を上手く組み合わせて、区画や用途ごとに機能を区切れるようなフレキシブルな空間づくりを目指します。
手始めとして、昨日今日でステージの改修を行ないました。ステージの土台は、まちなかテレビができた時に皆さんとワークショップで作成したもの。この場所の記憶として、ステージとして使用しない部分は棚などに再利用していく計画です。
時間の合間を見ながらの作業ですので、いつ完成とは明言できませんが、コロナ禍が収束して再びお客様を迎えるときまでを目標に、一歩ずつ完成を目指していきたいと思います。