避難所対応職員リーダー研修会

本日は桐生市役所の職員の皆様の中で、緊急災害時に各避難所で指揮を取る職員の皆様を対象とした研修会が開催され、私も研修会の様子を見学させていただきました。

本日の研修会では、コロナ禍での災害発生を想定した段ボールベッドなどの資材の使用方法の確認のほか、防護服などの感染症対策物品の使用方法の確認などを実施。参加された職員の皆様は一つ一つ手順を確認しながら、丁寧に習得を図っていた様子でした。

研修の終盤では、株式会社バカン様との提携により導入されることが決定した、避難所の混雑状況を可視化するサービス『VACAN』の操作説明が行われ、9月からの本格運用に向けての確認が進んでいることが確認できました。このサービスは市民有志団体「Sukiryu」と(株)バカンの連携で進めてきた「まちの密の可視化」の取り組みから発展したもので、避難所への活用は全国でも3番目となるそうです。

昨年の台風19号では、桐生市内に避難勧告が発令され、約2,000名の市民が避難所に避難しました。その際、特定の避難所に市民が殺到し、避難所周辺が渋滞するなどの問題が発生しています。そのような経験から、桐生市で『VACAN』の社会実験が開始された際には「避難所にも活用できないか」といった意見や問い合わせを多く頂きました。そのような市民の皆様からの声を速やかに政策に反映し、実行していただいた桐生市当局の皆様、及び(株)バカンの皆様に心より感謝申し上げます。

今年もまもなく台風シーズンを迎えます。今年はWithコロナの災害対応が求められる中、多くの皆様に『VACAN』の仕組みをご活用いただき「密」を避けての避難についてご理解とご協力をいただけたらと思います。なお、詳細については運用開始時に改めて共有をさせていただきます。