学園都市としての賑わいを目指して

昨日の桐生タイムスに20日に私が行った一般質問についての記事が掲載されています。内容は「学園都市としての位置付け、及び夜間中学校の誘致」について質問したものです。

一般質問

皆様ご存知の通り、桐生市には公立高校6校、私立2校、合わせて8校の高等学校があり、群馬大学理工学部も立地しているなど、10万人という人口規模以上に多くの学生を抱える都市といえます。そのような現状を踏まえ、今回の私の一般質問では桐生市の学園都市としてのポテンシャルについて確認させていただき、これからも桐生市が群馬の学園都市として存在感を高めていくこと、そして、それを街の賑わいに繋げていくという視点を持ちながら質問をさせていただきました。

記事にある通り、今回は桐生市が学園都市としてどのような位置付にあるのかを具体的な数値でお伺いさせていただきました。まず、現在桐生市内の高校・大学に通っている生徒数については高校生6,097名、大学生3,030名との数値が示されました。桐生市の統計データ、年齢階層別人口の数値を見ますと、15~19歳の階層年齢は5,202名とであります。これは5学年分の数字ですので、概ね1学年1,000名強の高校生が桐生に居住していると推計いたしますと、3学年で約3,000名となります。つまり、桐生市内在住の高校生の人数に対して約2倍の生徒が桐生市の高校に通っているということになり、桐生市の昼間人口の増加に寄与していると言えます。

次に県内他市と比較して桐生市がどの程度の位置にいるのかという確認のため、人口1,000人当たりの高校の生徒数について、県内上位5市と比較した数値を算出していただきました。その結果、人口1,000人当たりの生徒数は、前橋市31名、高崎市32名、桐生市56名、伊勢崎市18名、太田市26名というデータが算出されました。この数字は初めて示されたもので、桐生市の強みや街の特性を把握するうえで非常に重要なものです。

これだけはっきりとした数値が出ていますので、桐生市は県下No.1の学園都市と言っても過言はなく、学生が多いことを活かしたまちの活性化についてもしっかり意識していかなければいけないのではないかと改めて感じました。

令和3年度には、桐生地区の公立高校再編後によって生徒数や定員の減少が見込まれています。そのような状況を踏まえ、現在設置の検討がされる県立夜間中学校を、空き校舎となる県立高校跡地などに誘致することについても、合わせてお伺いさせていただきました。

一般質問の詳細につきましては、桐生市議会HPに議事録、及び録画動画が後日掲載される予定です。掲載された際にはぜひご覧ください。