感謝

8月5日(月)、6日(火)に関東若手市議会議員の会 総会・研修会が前橋市、安中市、富岡市を会場に開催されました。総会・研修会では185名の会員の内、一般参加も合わせて約50名の皆様にご参加をいただきました。参加された皆様に心から感謝申し上げます。また、昨年9月1日から務めてきた事務局長としての仕事も残り1カ月を切り、最大のイベントである総会を無事に終えられたことを本当に嬉しく思います。

1日目は研修1として、山本龍 前橋市長を講師にお迎えして「若手市議に期待すること」
と「これからの前橋市の展望」について講話をいただきました。今回の研修のために特別なスライドもご準備いただき、質疑応答やフリートークも含めまして熱い議論も交わされ、たいへん刺激になる研修内容になったと思います。終了後には重要文化財に指定された臨江閣を見学させていただき、保存活用の状況を学ばせていただきました。

午後は群馬大学 次世代モビリティ社会実装研究センターに移動し、研修2として「スローモビリティ、自動運転について」学ばせていただきました。桐生市の群馬大学理工学部も関わっているこの研究センターは昨年開設された施設となります。桐生市に誘致できなかったことは大変残念ですが、完全自動運転「レベル4」の日本最先端の研究が群馬大学で行われているということはたいへん誇らしいことだと感じています。スローモビリティの分野に関しましては、桐生市で開発されたe-COM8(MAYU)を活かした実証実験が全国で展開されており、桐生から始まった研究が着実に社会実装に向かっているということが確認できました。

研修後、前橋商工会議所に移動して総会を開催。用意した6議案全て無事に承認され、滞りなく総会を終えることができたこと、皆様のお力添えに心より感謝申し上げます。今年度共に会をまとめてきた前太田市議の宮沢まりこさん、全国の奥山 会長、OB会の子籠 あきる野市議、今年度卒業される3名の会員の皆様にもご挨拶をいただき、総会後の懇親会にはOB会の中村 真岡市議にもご参加いただきました。

2日目は安中市に会場を移し、碓氷製糸株式会社にて「地域の産業観光・碓氷製糸場(日本における製糸業の最後の砦)」(研修3)として、製糸業の現状を学ばせていただきました。日本産絹の生産は風前の灯となっていますが、碓氷製糸は国産の半数以上の生産高を誇る国内最大の工場となっています。富岡製糸場の世界遺産登録によってやや盛り返してきてはいますが、いまだに国や自治体の補助金に頼っているのが現状です。桐生市も絹織物の日本有数の産地として、Made in群馬の視点で養蚕業や製糸業と連携したブランディングに取り組んでいく必要があると感じました。

研修3終了後の昼食会場には茂木 安中市長もご挨拶に寄っていただきました。群馬初の女性市長のお言葉に、刺激をいただきました。ありがとうございました。

最後は富岡市に移り、富岡製糸場へ。研修4として「世界遺産の保存活用」について富岡市 富岡製糸場総合研究センターの結城 所長にお話をお伺いし、その後、場内の見学や保存整備の取り組みについて解説をいただきました。文化財の保存と活用、そして観光としての魅力向上。これらのバランスを保っていくことは大変難しことだと感じます。富岡製糸場の保存整備計画を進めていく為には1000円の入場料で50万人規模の入場者を保っていく必要があるそうです。当然、修復工事中の施設は見学することができず、来場者の満足度を低下させることにも繋がります。文化財としての価値をしっかり伝わるような情報発信をしていく必要があり、これは桐生市における重伝建地区にも共通したテーマのように感じました。

最後に、2日間にわたる総会・研修会にご参加いただいた皆様、また受入れしていただいた各市の皆様、ご協力いただいた関東役員の皆様、群馬ブロックの皆様に心より感謝申し上げます。