「アイディア求む。桐生市で最も豪華な邸宅の一つである『旧中島邸』その活用策は?」

本日は桐生市の所有施設である「旧中島邸」を市議会有志で視察させていただきました。この「旧中島邸」の土地及び建物は、パチンコ・スロット大手の(株)平和の創業者である故中島健吉氏の私邸として使用しされていたもので、故人の意向により平成 25 年に桐生市に寄附されました。以降、 5 年にわたり桐生市が維持・管理を行っていますが、建物の規模の大きさや住宅街の奥に立地することなどから、有効な活用方法が見いだせないまま現在に至っています。

そこで様々な活用可能性を探るため、民間から活用アイディアを募る調査手法である「サウンディング型市場調査」を実施し、今年4月に行われた現地見学会には 2 つの法人が参加しました。その結果、残念ながら活用策を提案するエントリーシートを提出した法人は一つもありませんでした。やはり、この規模の建物を活かせるアイディアは簡単には見つからないようです。

建物の性質上、なかなか活用策が見いだせていない「旧中島邸」ですが、広大な土地の草刈等の経費も含め、この建物の維持には毎年多くの費用が掛かっています。また、本来であれば得られるはずの固定資産税収入も得られていない状況です。「市政発展のために役立ててほしい」と希望されて寄付をされた故中島氏の遺志の遺志を無駄にしないためにも、また市民の貴重な税金を無駄にしないためにも、早急に活用策を見いだしていく必要があります。

広くメディア等も活用しながら様々なアイディアを集め、早急に方向性を出していけるよう、積極的に働きかけていきたいと思います。