同世代の市長2名に学ぶ。関東若手議員の会in栃木

昨日今日の2日間、関東若手議員の会の公式研修で栃木県へ。若手議員の会は39歳までに初当選した市区町村議員が45歳まで在籍できる超党派の団体で、全国約600名、関東約300名の現役メンバーとともに研修会等を通じて相互に研鑽を積んでいます。

昨日は栃木県矢板市では若手議員の会のメンバーである森島市長より市長に矢板市への想いや都市経営論についてのお話をいただきました。森島市長はリクルートを退職後、2023年4月に矢板市議会議員選挙に立候補し、トップで当選。その後、矢板市議を1期途中に辞職し、2024年4月の矢板市長選挙に立候補し、現職を破り初当選しています。森島市長のデータを用いた課題の可視化や、市民に伝わりやすい争点の示し方などをお聞きし、市政運営において非常に大切な視点を学ばせていただきました。

続いて本日の日光市では、今年4月の市長選で現職新人の三つ巴選挙を勝ち抜いて初当選された瀬高市長より「日光の新しい景色を創る」と題して講話をいただきました。昨日の森島市長に続き、いかに市民の皆様に想いを伝えしていくのか、具体的な事例も含めてお話をいただきました。

栃木県内では下野市の坂村市長を含め、若手議員の会の現役メンバー3名が市長として活躍しています(OBを含めると5名)。これまで首長選挙では若手の当選は難しい時代が続いていましたが、ここ数年で大きく風向きが変わって来たように感じています。若手議員の会は相互の自治体の政策を共有しながら、全国に繋がりを作ることで広い視点を得られること、そしてそれによって自分たちの自治体の立ち位置を知ることができることが強みだと感じています。若手議員のフットワークの良さや政策力を活かす中で、これからもメンバーの中から多くの市長が誕生してくれることを期待しているところです。

なお、今回の研修では両市長の講話のほか、矢板市では旧長井小学校跡地のキャンプ場としての活用についてや、日光市のシティプロモーションや観光施策についてもお伺いさせていただきました。ご協力いただきました矢板市の皆様、日光市の皆様、そしてご設営をいただきました栃木エリアの皆様に心より感謝申し上げます。