習うより慣れよう、学ぶより遊ぼう。デジタルクリエイティブ拠点 tukurun KIYU

昨日は6月14日(金)に桐生駅前の保健福祉会館内にオープン予定の「tukurun KIRYU」の内覧会に参加させていただきました。「tukurun」は小中高校生がデジタルクリエイティブを体験できる全国初に施設として群馬県が前橋市に開設したもので「tukurun KIRYU」は県内初のサテライト施設となります。前橋の「tukurun」には2022年11月に会派で視察させていただき、少子高齢化が進む中でも高校生の昼間人口が多い桐生市を学園都市として発展させていくための起爆剤として、ぜひとも桐生市に最初のサテライトを整備してほしいと要望を重ねてきました。今回、晴れてオープンを迎えることとなり、その効果に非常に期待しているところです。

「tukurun KIRYU」はアニメやゲーム(eスポーツ)を題材に、3DCG、ゲームプログラミング、VR等のデジタル技術を使った創作活動に必要な機材が一式揃った施設です。小中高校生が無料で利用することができ、専門員の指導を受けながら創作活動に没頭することができます。デジタルクリエイティブの分野に興味があっても身近に触れる機会がなければスタート地点に立つこともできず、それらの機材も高額であることがネックとなっています。子ども達の興味を広げる意味でもtsukurunの役割は非常に重要であり、正に未来への投資というべき施設であると改めて感じました。

来年4月には旧桐生女子高等学校の跡地に通信制高校である角川ドワンゴ学園の(仮称)第3N高等学校の開校が予定されています。N高、S高に続く全国3つ目の本校であり、最大定員2万人に達した場合には年間約7000人、毎週約200人の在校生が桐生に滞在することとなります。また、昨年11月にはデジタル教育の先端を行く学校法人ISI学園 東京ビジネス外語カレッジと桐生市の間で、デジタル人材育成に向けた包括連携協定が結ばれるなど、デジタル教育を通じた教育環境の充実や、学園都市としてのポテンシャルの増加が図られることが期待されるところです。

なお、施設整備費用は機材も含めて約4,530万円。群馬県のサテライト施設ではありますが今のところ市単独の事業となっています。今後は県からも機材の充実やランニングコスト等への支援を受けられるよう働きかけを行っていけたらと思います。この度の「tukurun KIRYU」のオープンが起爆剤となり、桐生市がデジタル教育先進地としての地位を確立していけるよう、最大限活用されることを期待したいです。小中高校生の皆様、ぜひご活用ください。

施設概要

所在地 群馬県桐生市末広町13-4 桐生市保健福祉会館1F

電話番号 0277-46-8113

メール info-kiryu@gunma-tsukurun.jp

開館時間 月・水~金15:00~20:00 土日祝10:30~17:30

休館日 火曜定休/年末年始

※上記以外でも館内設備のメンテナンス等による休館日あり。

利用料 無料

利用条件 県内在住の小中高生年齢または県内の学校に在学中の小中高生の方

※利用者同伴による保護者の方の入館は可