みどり市と太田市の取組みに学ぶ。関東若手議員の会 その①

昨日今日の2日間、関東若手議員の会の公式研修が群馬で開催され、地元メンバーとして設営から参加をさせていただきました。

昨日はみどり市を会場に、研修1つ目は「持続可能な学校づくり」と題して、令和4年度に開講した笠懸懸西小学校の特色ある学校づくりについて学び、授業中の校内も見学させていただきました。地元産木材をふんだんに使った校舎は廊下との間仕切りも可動式で、共用部分と各教室がオープンな構造。特徴的な大階段では休み時間に子ども達が思い思いに遊んでいた様子が印象的でした。環境への配慮や災害対応でも最新の機能がふんだんに投入された校舎作りは、小中学校の適正規模・適正配置の議論が進む桐生市にとっても学ぶべき要素が多いと感じます。笠懸西小学校の学校区で転入者が増加傾向にあるのも納得です。課題は、一行が突出することによる全市的な公教育のバランスでしょうか。教育の在り方で居住地を選ぶことが当たり前の世の中。桐生市も特色ある学校づくりが急がれます。

続いて研修2つめは「旧宿場町のリソースを活かしたリノベーションまちづくり」と題して、行政と民間それぞれの立場からお話をいただき、大間々町の商店街の現地視察もさせていただきました。民間側の講師は株式会社いろといろの片山翔平さんと富所哲平さんのお二人。現在、いろといろでは空き店舗をリノベーションしてHaji-Maruをシェアスペースとして再生に取り組んでいます。リノベーションまちづくりの成功事例の視察は数あれど、進み始めたばかりのお話しを聞けるのは貴重な機会。行動しているからこそ見えてくるもの、苦労を重ねている姿、やりがいを感じる瞬間など、リアルな現況をお伺いし、これからの展開が楽しみに感じられました。みどり市役所の担当者さんが「私たちは空き家や空き地をポテンシャルと呼んでいます。大間々はポテンシャルだらけです。」と言っていたのが印象的でした。これからの大間々の変化に注目しましょう。

研修後は近藤酒造の見学へ。近藤社長に酒蔵内をご案内いただき、そのあと日本一醤油で知られる岡直三郎商店に寄っていただいたメンバーもたくさんいたようです。関東一円から集まったメンバーの皆様に群馬の商品を買っていただき、地元経済が回っていく。大切なことですね。

(つづく)