犯罪は増加傾向。社会を明るくする運動市民大会
昨日は第74回「 桐生市社会を明るくする運動」市民大会に参加させていただきました。この運動は犯罪や非行の防止と、罪を犯した人達の更正について理解を深め、安心安全な地域社会を築くことを目的とした全国運動です。
桐生警察署長によりますと、コロナ禍が落ち着いたことにより社会活動が活発となり、桐生警察署管内の刑法犯認知件数は増加傾向にあるそうです。令和5年度は前年比52.5%増となり、今年度は更に増える傾向にあります。引き続き振り込め詐欺など高齢者を狙った特殊詐欺の被害も続き、令和5年度は19件 4,600万円の被害額となるなど、犯罪は後を絶ちません。
今年の5月には滋賀県大津市で保護司の男性が殺害されるという悲しい事件が発生し、男性が立ち直りを支援していた保護観察中の容疑者が殺人の疑いで逮捕されています。しかしながら、罪を犯してしまった方の立ち直りを支援する保護司の制度は、日本が誇る社会の安定のための仕組みであり、海外でもそのあり方は高く評価されているところです。
桐生が安心安全な地域となっていくためには、まずは地域の皆様の顔が互いに見える関係づくりが大切です。そして犯罪からの立ち直りを地域を挙げて支援することは再犯防止にも繋がることはもちろんのこと、安心安全な地域づくりにとって重要なこととなります。過ちを犯さないこと、そして過ちを犯してしまった方に立ち直りの機会を与えることにより、明るい社会づくりを推進していきたいですね。