未来を構想し実現していくためには。群馬県未来構想フォーラム
29日にみどり市ながめ余興場にて開催された「群馬県未来構想フォーラム」に参加させていただきました。県内12の会場で順番に開催しているもので、今回は桐生市&みどり市が対象となります。
冒頭は山本一太知事による未来構想の提案から始まり、中盤では「移住定住・関係人口の拡大について」をメインテーマに山本知事と荒木 桐生市長、須藤 みどり市長とのディスカッションを展開。 後半は参加者と知事との意見交換といった流れでフォーラムは進行しました。
未来構想の提案の部分はさながら山本知事の演説会。キーワードとしてはワイズスペンディング(賢い支出)という部分が印象に残りました。例えばデジタルの新型コロナウイルスのワクチン手帳について、群馬県では県職員を中心に約680万円で開発(登録者約20万人)した一方、東京都では同様のアプリを外部委託で開発して約10億円の費用を要した(登録者約38万人)とのこと。就任後の5年間で県債残高を減少に転換し、財政調整基金を着実に積み増している山本県政の堅実な財政運営は評価すべき部分だと思います。
それだけに、全12回の「未来構想フォーラム」の委託費にどれだけの費用がかかっているのかは気になるところ。エンタメ性を重視する知事の市政は理解しますが、なかなか派手な演出だったことに少し違和感を覚えました。
山本知事と両市長とのディスカッションでは、居住地として選ばれるためには教育が重要という議論が展開。今後の桐生・みどり地区での教育改革の進展に期待が膨らみます。
未来を構想すること。そして構想を実現する過程では、ポジティブな情報(ワクワク感)をどれだけ提供して共感を広げて行けるかが鍵になってくるのかもしれませんね。