桐生市重伝建地区公開活用施設(旧真尾邸)が完成。7月9日開館へ
桐生市桐生新町伝統的建造物群保存地区の情報発信及び交流拠点として整備を進めてきた桐生市重伝建地区公開活用施設(旧真尾邸)の整備工事が完了し、本日議員向けの内覧会に参加してきました。この施設は重伝建地区のほぼ中央に位置し、織物業を営んでいた旧真尾邸の店舗部分、住居部分、内蔵などの桐生新町の典型的な町家の特徴を有した貴重な建物として長年にわたり保存・活用に向けた調査、改修、修繕を続けてきたものとなります。
施設は常設展示の他、地域住民の交流拠点としての貸館機能、イベントスペースにも利用可能な駐車場と兼用の多目的広場を備えるなど、これまでの重伝建地区では不足していた拠点機能を備えるとともに、これまで伝建まちなか交流館が担ってきた地区内の建造物の修理、新築、耐震、補助金、空き家、空き店舗などの相談業務も行います。
建物の修繕には可能な限り元々の材料を使用したとのことですが、修繕箇所も多く、明治期の建物をここまで修復することへの苦労が伺えるとともに、耐震改修のための部材も各所に見受けられます。常設でこれだけはっきりと桐生新町の町家の特徴が見られる施設は初めてとなるので、内部の構造を見るだけでも貴重な体験で興味深く見学をさせていただいました。
開館は7月9日(火)より。ぜひ重伝建地区の散策と共にお立ち寄りいただけたらと思います。
「桐生市重伝建地区公開活用施設」
住所 桐生市本町一丁目7番4号
開館日 7月9日(火)開館、休館日は火曜日、祝日の翌々日および年末年始
開館時間 午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
駐車場 施設裏の多目的広場が利用可能(イベント開催時の制限あり)