若手議員のネットワークが拡大中。関東若手議員の会 公式研修その①

先週、今週と2週にわたり関東若手議員の会の公式研修が開催され、参加してきました。関東若手議員の会は39歳までに当選した議員が45歳まで在籍できる超党派の団体で、市議会議員を中心に約200名の会員がおり、全国若手市議会議員の会を合わせると約500名の自治体議員がネットワークを構築しています。交流や相互の情報連携はもちろんのこと、研修会等を通じた知識の研鑽の場としても魅力的な団体であり、私は市議会議員になって直ぐに入会して9年目に突入いたしました。

統一地方議員選挙が実施されたこともあり、群馬県内にも若手の議員が多数誕生。群馬エリアでは対象者17名の内、既に11名の皆様に入会の意向をいただいているところです。今回、統一選後初めての公式研修が群馬県内にて先週開催され、私は17日(水)に安中市にて開催された研修に参加してきました。

会場は旧松井田町横川の「碓氷鉄道文化むら」です。研修一つ目は「赤ちゃんと共にコミュニケーション力を向上させよ!!」 ということで、ママの働き方応援隊 群馬西校の皆様に赤ちゃん先生の取り組み内容や行政とのかかわり方などをお伺いし、実際に体験までさせていただきました。正に「赤ちゃん」が「先生」となるこの活動ですが、シンプルに言うと赤ちゃんと触れ合うだけ。赤ちゃんとママが教育機関や高齢者施設・企業・行政などを訪問することによって、お母さん達にとっては地域社会やママ友との繋がりを生み出す機会となり、参加者の皆さんにとっては豊かな感情を生み出す効果が得られます。小中学校、高校などでも実施されており、いじめの減少にも大きな効果があるそうです。赤ちゃんは命の尊さを伝える偉大な先生ということですね。今回のふれあいの中でも普段は難しい顔(?)をしている議員の皆さんも笑顔に満ち溢れ、明るく幸せな時間を過ごすことが出来ました。安中市ではこの活動に補助制度を導入しています。

続いて、研修2では「碓氷関所跡・碓氷峠鉄道文化むらの現地視察」を実施。ともに交通の要衝として発展してきた横川の歴史を継承する場所です。碓氷関所は江戸幕府によって設置された箱根に並ぶ重要な関所。江戸時代当時の関所門が残っているのは全国でも「碓氷関所跡」だけとのことで、その価値をどのように伝えて観光振興に繋げるかの模索が続いています。

碓氷峠鉄道文化むらは、北陸(長野)新幹線の開通により惜しまれながら廃線となった、信越本線「横川〜軽井沢」の歴史資料を後世へ引き継ぐ目的で設立された施設。鉄道車両を実際に運転できるなど、独自のアクティビティでも注目を集めています。現在、廃線を利用しトロッコ・レールカートを走らせて観光誘客を図る検討などが行われているとのことでした。

分野は異なりますが、碓氷峠も絹産業にかかわりが深く、桐生における歴史文化の継承にも関連する取組だと感じました。それと共に、観光誘客にはシンボル的な施設が重要ということ、またそういった施設を整備した後に維持をしていく大変さなども感じた次第です。

同じ県内でも知らないことばかり。これからも若手議員のネットワークを活用しながら相互に研鑽を積んでいきたいと思います。最後に、素晴らしい研修を設営をいただきました安中市の皆様と、遠方より群馬までお集まりいただいた関東若手議員の会メンバーに心より感謝申し上げます。