イノシシ急増中。鳥獣被害対策実施隊に参加

昨日の朝は新里猟友会の会員として、今年度3回目となる桐生市鳥獣被害対策実施隊事業に参加させていただきました。桐生市からの委嘱を受け、有害鳥獣の生息並び被害調査・捕獲オリの点検等を行う事業です。新里町全域を猟友会員が手分けをしてパトロールを実施しています。

桐生市内では養豚場でのCSF(豚熱)発生が続いており、ウイルスを媒介するイノシシの生息状況が気になるところですが、今年度に入ってから捕獲数が急増する傾向にあります。昨年度までのイノシシの減少は野生の中でのCSFの流行によるものとも想像できることから、イノシシの増加がCSFの流行の落ち着きなのか、それとも感染リスクの増加なのかは判断が難しいところです。しかしながら、農場とイノシシの生息域に境目がなくなりつつある中、人の気配をさせるだけでも人と動物の住み分けにつながることから、定期的なパトロールがたいへん重要な活動となってきます。

ちなみに、今回の活動の中では捕獲オリ周辺でもイノシシの足跡などの生息の痕跡を多数見つけることができました。人間も野生動物も命あるもの。共存していくためには、動物の特性を知り、住み分けていく努力をすることが大切です。地域の皆様におかれましたは、人家の側でイノシシを見かけたら決して近づかず、市役所またはお近くの支所までご一報をお願いいたします。