変革する宇都宮。宇都宮駅東口再開発とLRT

本日は関東若手議員の会の研修会・役員会に参加するため栃木県宇都宮市へ。午前中は『まちづくりにおける JR 宇都宮駅東地区再開発整備事業について』 と題して視察研修をさせていただきました。

2~3年前に訪れた際には更地の真ん中にポツンと餃子館が建っていた東口がすっかり変貌を遂げていて、ただただ驚くばかり。まちびらきイベントを明日に控えた「宇都宮テラス」と「ライトキューブ宇都宮」は民間の商業施設・ホテル・立体駐車場と宇都宮市が設置するコンベンションホールの複合施設となっています。宇都宮駅東口の市有の土地を公民連携して再開発したもので、地域内にはその他に病院や分譲マンションなども立地して、正に新しい街が出来上がろうとしているところです。

この地区から宇都宮市の東隣、芳賀町までを結ぶ芳賀・宇都宮ライトレール(LRT)は来年8月に開業。LRTの整備状況をご説明いただきながら車両基地にて車内の見学もさせていただきました。LRTとはライト・レール・トランシットの略称で、低床でバリアフリーの路面電車です。路面電車が存在しなかった都市に新たに路線ができるのは70年以上振りのこと。それだけでも街の命運をかけた大事業ということがわかります。ちなみに、総工費は684億円。これを高いとみるのか、安いとみるのかは事業成功の如何にかかっています。

大きく変革する宇都宮の街。ここまで至るまでには賛否両論あったに違いありません。でも、挑戦できるタイミングは限られています。実は前橋市・桐生市でも上毛電鉄のLRT化の議論がありましたが、残念ながら頓挫してしまった経緯もあります。将来に向けた街への投資という観点で、宇都宮が選んだ挑戦の行く末に注目していきましょう。

今回のご設営に当たりましてご尽力をいただいた栃木エリアの皆様に心より感謝申し上げます。