移転で話題のさいたま市役所をプチ視察

一昨日の夜に東京永田町の砂防会館で行われた打合せに参加したのですが、終了した頃には桐生への終電が微妙な時間に。ということで、隣県の住民を対象とした「埼玉割り」を利用して、お得なプランでさいたま市内に一泊して帰ってきました。

会議でご一緒させていただいた土井裕之 さいたま市議会議員より「せっかくだから市役所寄っていきませんか?」とお声がけをいただき、翌朝に土井議員のご案内でさいたま市役所へ。市長特別秘書の吉田太様との懇談の時間をいただき、時間ギリギリまで地方行政に対する議論で盛り上がりました。ちなみに、土井議員と吉田様はともに全国若手市議会議員の会のOBとなります。

さいたま市といえば、市役所庁舎が現在地(浦和区常盤6丁目)から、さいたま新都心バスターミナルの場所(大宮区北袋町1丁目)に移転することが議会で可決されたばかり。桐生市でも令和6年12月末の完成に向けて新市庁舎の整備を行っていますが、さいたま市のように所在地を変える場合には3分の2以上の特別多数議決が必要となります。各メディアでもその可否が大きく注目をされていました。

【地方自治法】

第四条 地方公共団体は、その事務所の位置を定め又はこれを変更しようとするときは、条例でこれを定めなければならない。

② 前項の事務所の位置を定め又はこれを変更するに当つては、住民の利用に最も便利であるように、交通の事情、他の官公署との関係等について適当な考慮を払わなければならない。

③ 第一項の条例を制定し又は改廃しようとするときは、当該地方公共団体の議会において出席議員の三分の二以上の者の同意がなければならない。

桐生市では現在地での建て替えが決まったため特別多数議決はありませんでしたが、もし別の場所に決まっていたら議会にその大きな判断が委ねられていたということになります。他市の事例はたいへん勉強になりますね。

吉田様とは、その他にも様々な話題で情報交換をさせていただきました。政令指定都市であるさいたま市と桐生市では、人口で10倍以上の差がありますが、共通の課題や、地域性の違いなどもあり、とても発見の多いひと時であったように思います。

最後になりますが、土井議員、吉田様、ご対応いただいた市議会議員の皆様、市役所の皆様に心より感謝申し上げます。