スマート農業の推進を(12月議会一般質問)

昨日、桐生市議会だよりが発行されました。私の一般質問の欄では、若手就農者への支援策として、スマート農業の推進について質問させていただいた内容が掲載されています。


12月議会の一般質問では、先進技術の導入により社会課題解決や地域産業の発展に寄与するスマートシティに関連した内容として「MaaS」と「スマート農業」の2つの新しい考え方について質疑をさせていただきました。
1つ目のMaaS(マース)とはMobility as a Serviceの略で、複数の公共交通やそれ以外の移動サービスを最適に組み合わせて、地方が抱える交通サービスの諸課題を解決することを目的としたサービスの略称です。桐生市には鉄道4路線、おりひめバス、予約制おりひめ、デマンドタクシー、MAYU、レンタサイクルなど、多様な移動手段がある一方で、鉄道事業者が複数であったり、別事業であったり、みどり市と市域が入り組んでいるなど、決してモビリティ間の結節が良いとは言えない状況にあります。例えば、新里デマンドタクシーで「桐生厚生総合病院」まで予約をすると、みどり市の「電話でバス」も自動で予約が入り、待ち時間なく乗り継ぎができるなど、部分的にMaaSの考え方を導入して既存の交通手段間の連携を図る仕組みづくりを行うことにより、解決していくことのできる課題も多くあるのだろうと期待しているところです。


2つ目の「スマート農業」では、ロボットトラクタや水田の水管理システムなどによる作業の自動化、経営管理アプリなどによる情報共有、産業用ドローンによる作業の効率化など、ロボット・AI・IoTなど先端技術を活用するスマート農業を推進することで、意欲ある若い就農者が向上心を持って、更に生産性を向上させていく上での大きな後押しになるのではないかと提案をさせていただきました。


そして、最後に「有害鳥獣対策の担い手の確保について」と題して、有害鳥獣対策に従事する若手人材を確保していくためにという視点で、質問をさせていただきました。
それぞれの質問の詳細や、答弁の内容に関しましては、YouTube動画が配信されていますので、ぜひご覧いただけたらと思います。
令和3年12月16日 第4回定例会 一般質問
https://www.youtube.com/watch?v=aouxjgsVIEA (桐生市議会YouTube)