マンションを部屋単位でリノベーション

桐生駅南口の近く、巴町の野口マンションの2部屋がリノベーションされ、本日内覧会が開催されました。設計は桐生市新里町のねぎしけんちくスタジオの根岸陽さん。管理者は株式会社アンカー様です。


今回リノベーションされたのは1階と3階の2部屋。1階は一度コンクリートむき出しの状態まで解体して、建物の躯体を見せつつシンプルに改修されています。さながらギャラリーのようなデザインで、ここが昔ながらのマンションの一室であることを忘れてしまうようなおしゃれな空間です。3階の部屋は元の間取りを活かしつつ、木材を多用しDIY感のある温かい空間に仕上がっていました。シンプルなキッチンや洗面台も素敵です。


それぞれ、業務用途で既に入居者が決定しているとのこと。駅近とはいえ、築40年を超えるマンションが全室埋まっているというのは素晴らしいですね。マンション全体のリノベーションも大切ですが、部屋一つ一つの個性を打ち出していくということに、今回の取組の新しさを感じました。
桐生市では既に世帯数も減少期に入っていることから、今後はこのような集合住宅の空き部屋も大きな課題になってきます。今回のようなリノベーションにより付加価値を高め、少しでも有効活用される空間が増えていくことを期待しています。