ドローン法改正に向けた勉強会及び情報交換会

18日に桐生商工会議所にて、一般社団法人 桐生ドローン利活用協議会と株式会社 森エンジニアリング主催の「ドローン法改正に向けた官公庁勉強会及び情報交換会」に参加さていただきました。
桐生ドローン利活用協議会は桐生市みどり市を中心に、ドローンの利活用推進と民間利用、応用技術の研究開発、安全ルールの研究、人材育成、環境整備などを通じて産業・市場創造、健全な育成と発展に寄与する目的で設立された協議会で、桐生市・みどり市と「災害時における無人遠隔操作航空撮影に関する協定」を締結するなど、公益な役割も担っている団体です。私は設立当初より顧問として関わらせていただいています。
ドローンを巡る状況は目まぐるしく変化しており、現在国内では無人地帯における目視外飛行(レベル3)までが実用化の段階にあります。今後、レベル4に移行し有人地帯における目視外飛行が認められるようになることが想定されており、それらを見据えた航空法の改正が2022年に実施される見込みです。
法改正の大きなポイントはドローンの機体を登録制とする機体認証制度の導入と操縦ライセンスが国の試験へと移行すること。また、無人航空機の基準が200gから100g以上に規制が厳しく変更され、これまで玩具という位置づけであった200g未満のドローンの多くが無人航空機に分類される見込みとなりました。
法改正で規制が強化されるということは、ドローンがより実用に向けた段階に進んできたということが言えます。輸送や測量、農薬散布、有害鳥獣対策、災害対応、インフラ管理など、様々な場面で活用が想定されているドローン。市街地から農地、山間地など多様な環境を含む桐生市はドローンの技術を実装するには格好の社会実験の場となり得るのではないでしょうか。
法改正の状況を注視する中で、ドローンを桐生に活かしていける知見についての調査・研究を深めていきたいと思います。