森エンジニアリング桐生スタジアムが完成

桐生市が整備を進めてきた新しい陸上競技場(元宿町)「森エンジニアリング桐生スタジアム」が本日竣工式を迎え、オープニングイベントが開催されました。ネーミングライツスポンサーとして株式会社 森エンジニアリング様が命名権を取得しています。
昭和38年に開設された桐生市陸上競技場は、開設から50年以上が経ち老朽化が進展。この度の改築に至りました。新スタンドは鉄筋コンクリート造2階建てで、2階に観客席、1階に事務室、医務室、湯沸室、本部役員室、記録・放送室、多目的室、更衣室(シャワー室配置)、多目的トイレなどを備えています。当初設計では盛り込まれていなかった車椅子用リフトや車椅子用観覧席も無事に設置されました。これは市議会などからの指摘を受けて設計変更されたものです。観客席の数は692席(内、車いす8席)となります。
フィールドは日本陸連公認の第3種陸上競技場で、全天候型舗装の400メートルトラック8レーンを設置。サッカーやラグビーの公式規格に対応したグラウンドも備えていることから、球技での活用も増えていきそうです。


本日行われたオープニングイベントでは竣工式でのテープカットの後、マラソン五輪メダリスト 有森裕子さんとランニング学者の西山哲郎さんによるトークショーと、ヤマダホールディングス陸上部による陸上クリニックが開催され、約300名の小中学生が熱心に耳を傾けている様子が印象的でした。将来、このスタジアムから世界に羽ばたく人材が誕生することを楽しみにしています。