MAYUの可能性は無限大

昨日は桐生が誇る低速電動バスであるMAYU(ecom-8)を活用した「MAYU呑み」の社会実験を実施しました。

今回の社会実験は(株)バカンと連携して桐生市内の施設の混雑状況の可視化に取り組んでいる市民有志団体Sukiryuの企画として、MAYUという開放された空間を活かした「密」を回避した形での飲食イベントとして発案し、この度の実施に至ったものです。

今回は、観光情報センター「シルクル桐生」を発着点として、前後半の2便を運航し、合計14名の参加者の皆様にご協力いただき、MAYUの上での飲食や周遊観光、経路途中のお店に立ち寄ってのテイクアウトなどを楽しんでいただいた他、VACANの仕組みを活用した、モビリティにおける混雑の可視化の実証実験の同時に検証し、何れも順調にテストを終えることができました。

また、今回のもう一つの検証テーマとしては、事前に運転講習を行い、レンタルする市民自らMAYUを運転するという活用形態のテスト要素もありました。私も事前の運転講習に参加し、2便共に運転手として乗車させていただきましたが、参加者の皆さんが盛り上がっている様子に「MAYU呑み」を含めたMAYUの観光活用の在り方について、大きな可能性を感じたところです。MAYUという開放された空間と、ゆっくりと移ろう車窓の風景が相まって、いつもの街並みとは違う非日常空間が作り上げられていたように感じます。

MAYUは国交省も全国に導入を目指しているグリーンスローモビリティの代表的な車両であり、桐生市はその先進地です。全国に導入されつつあるグリーンスローモビリティの活用において桐生市がリーダーシップを取っていけるよう、これからも様々な活用方法を提案していけたらと思います。

今回の社会実験にご参加された皆様、ご協力いただいた関係各位に心より感謝申し上げます。