災害時にも役立つ太陽光発電キットのワークショップ

昨日、かんのんまちづくりの会主催のソーラーパネルを使った簡易発電装置を作るワークショップが開催され、参加させていただきました。講師は同会のコーディネーターであり、法政大学 気候変動・エネルギー政策研究所の島田昭仁先生です。

今回作成した装置の材料は、ソーラーパネルを含め、インターネットやホームセンター等で簡単に手に入るものばかり。コントローラーやインバーター、リチウムイオン電池など、一定の性能に絞れば約3万円程度で組み上がる計算です。完成されたキットを購入すると安くても5万円以上は必要となり、基本的な回路を理解し組み立て方法を習得することで、少ないコストで自家電源を確保することに繋がります。

活用方法としては、キャンプやイベントなどの電源がない場所での利用の他、コロナ禍で衆目されている災害時の分散避難(車中泊など)での利用も想定されています。災害時は特に、スマートフォンなどの電源が切れてしまうと情報から隔離されてしまうリスクもあり、電源の確保は重要なテーマとなりそうです。

一つの家庭に一つの発電装置があれば、災害時等における安心に繋がっていくものと期待しています。今回は会員向けのワークショップとなりましたが、今後は有効性を確認しつつ、市民向けにも知識を広げていけたらと思います。