桐生市議会 平成30年度予算特別委員会が終了しました

2月27日、28日及び3月2日の3日間で開催されました桐生市議会 予算特別委員会が無事に終了し、一般会計約450億円に加え、水道や国保などの各特別会計予算が委員会において審査され、賛成多数で可決すべきものと決しました。

予算特別委員会における審査内容は多岐の分野に及びます。委員会では1人当たり40分(会派は委員の人数×40分)という質疑時間の制限がありますが、その中において私は多数の項目にわたり質疑をさせていただきました。

予算特別委員会の中で桐生タイムスに掲載された話題の中から、私が質疑させていただいた2点について、以下にご報告をさせて頂きます。


●フードバンク事業
・品質に問題がないにもかかわらず、余ってしまった食料を企業等から譲り受け、生活困窮者や高齢者世帯に配布するという事業です。
・企業等から譲り受けた食料は保健福祉会館の倉庫に食料を補完します。
・市役所窓口で配布を行います(事前の予約が必要)。
・新年度においては現状の人員で行うため、事業そのものの予算は計上していません。
・配布対象は生活保護受給世帯や高齢者のみの世帯などを考えている。

【委員会で発言させていただいた内容】
・食品ロスを減らし、生活困窮者の支援に繋げるフードバンク事業を始めるということには大きな意義があると思うが、運営ノウハウがない中での独自事業での立ち上げとなるので、他市の事例も研究しながら効率的な運営を模索していただきたい。特に、保管場所と配布場所が離れていることは市職員の仕事が増え、受け取る側としても予約が必要になることから、需要に合わせた運用の改善を要望する。

●上毛電鉄への支援について。
・今後5年間の経営再建計画が策定された。
・今後5年間で県及び沿線3市で支援を行い、桐生市では2億3028万円を支援する。
・車両4両(2編成)を新造する。

【委員会で発言させていただいた内容】
・車両の更新が新造とのことだが、中古車両という検討はなされなかったのか。
→(答弁)JRなどでは20mの車両が標準なのに対し、上毛電鉄では18mの車両となり適当な中古車両が見つからなかった。現行車両は50年を超えており部品の入手が難しいので、2編成を新造し、引退する2編成(4両)を現行車両の部品取りとして活用していく。
・上毛電鉄は沿線住民にとってなくてはならない生活インフラである。今回の計画において新造の車両を作るということで費用的な懸念を抱いていたが、新造2編成(4両)と入れ替えて現行の2編成(4両)を部品取りとして活用するという計画は、現行車両の延命化にも繋がり堅実な計画だと感じる。今後、30分間隔の運転など利用者の利便性を維持していく中で、何よりも安全な運行という視点で引き続き支援を継続して頂きたい。