桐生市 令和元年度決算

8月26日に桐生市議会 決算特別委員会が開催され、昨年に引き続き委員長に選出されました。令和元年度における桐生市 一般会計歳出 約448億円、特別会計 約320億円、企業会計 約23億円の規模となる決算の認定にかかわる審査の進行をさせていただくこととなります。予算審議もさることながら、決算の認定は市民の皆様からお預かりしたお金が1年間でどのように使用されたのかのを検証する重要な機会であり、委員長の重責に身が引き締まる思いです。

令和現年度は新市民体育館建設や陸上競技場改修、学校給食中央共同調理場や桐生消防署東分署の移転整備など、老朽化した市有施設の更新が本格化した年度でもあり、財政の柔軟性や余裕度を示す経常収支比率は96.5%と前年度から2.9ポイント上昇しました。経常収支比率は、人件費や扶助費のように「経常的な支出」の、税収など「経常的な収入」に対する割合であり、この数値が100%に近いと「経常的な財源」以外に使える自由な財源が少ないということになります。一般家庭でいうと、収入と支出が均衡しており、毎月ギリギリの収支で生活しているような状態です。県内他市と比較して桐生市の数字は直ちに危険な水準とはいえませんが、老朽施設の更新に合わせて不要な市有施設の廃止や売却を進め、将来における負担を計画的に減らしていく必要があると考えています。

決算特別委員会は議長・副議長・議会選出の監査委員を除く議員全員となる19名が参加する委員会です。9月1日からの3日間、例年平均20時間以上の時間をかけて集中的に審査を行います。開催時間は朝9時半から夕方5時まで(最終日は審査終了まで)、インターネット中継はありませんが、市内のケーブルテレビで生中継されますので、契約されている方はぜひご視聴をいただけたらと思います。

市民の皆様からお預かりした大切な桐生市財政の決算認定となります。参加委員の皆様にとって有意義な委員会となるよう、委員長としての3日間の職責を全うしていきたいと思います。