10年後も残したい風景

ムサシノ工務店さん発行の「昭和街道 日本全国古い町並みめぐり③」を入手しました。全国の昔懐かしい風景を集めた同人誌で、今回の特集は老練ビルヂングです。この本を手にした理由は桐生のビル群が掲載されているから。この風景は、10年後にはないかもしれない。1ページ目はそんなインパクトのある言葉から始まります。

本町通りの共同ビルをはじめ、高度経済成長期に建てられた桐生のビル群は華やかな時代の記憶を残す個性的なものばかり。きっと、一つひとつのビルにたくさんの思い出や歴史が詰まっているのでしょう。ビル群も桐生の特徴的な風景の一つです。維持管理の苦労もあろうかと思いますが、この先も残していきたいですね。

高度成長期に全国の地方都市に建てられたビルには当時の街の反映を今に伝える役割があります。他の街に行ってもついついそんなビルを探してしまう私としては、訪れてみたい素敵な町並みがたくさん詰まっている素敵な本だと感じました。第1段、第2段もチェックしてみたいと思います。気になった方はぜひ検索してみてください。