桐生市の『密』を可視化する全国初の実証実験

本日の桐生タイムスでも報道いただいている通り、桐生の街の「密」を可視化し、安心して桐生に訪れていただくための実証実験が15日(水)から開始されます。この取り組みは、株式会社バカンの技術協力のもと、市民有志団体「Sukiryu(すきりゅう)」を組織して商店街店舗や飲食店、公共施設等の混雑状況を提供するものです。

Sukiryu 

プロジェクト名には「Suki:好き、空き」「kiryu:桐生」「ryu(生):生まれる」などの意味を込めさせていただきました。Sukiryuでは大好きな街・桐生の「空き」や「密」を見える化し、新しい価値を生み出していくことを目指しています。プロジェクトチームの代表はカフェラルゴの高久保さん、プロジェクトのサポート役としてバカン代表の河野さんにご協力いただきました。河野さんとは8年ほど前からの繋がりで、2012年にまちづくりの視察として来桐いただいた経緯があります。その時の桐生市の印象が今回のプロジェクトへと繋がっているとのことで、ご案内させていただいた身としてたいへん嬉しく思っている次第です。

具体的なプロジェクトの内容としては、バカンが提供する混雑状況を提供するスマホサービス「VACAN」を活用し、桐生のあらゆる場所の混雑状態を可視化することにより、その場所を訪れる前に「密」を避けて行動できるような情報提供をしていきます。来訪者には密にならない安心を提供することで桐生に訪れる機会を提供し、店舗には空きを可視化することによる来訪のきっかけづくりに活用していただけたらと思います。

プロジェクトの期間は10月末まで。バカンよりボタンを押すだけで「空」「やや混雑」「満」の表示を切り替えられるIoTボタンを8月までに100個導入する予定です。このIoTボタンを一つの都市に集中的に導入するのは全国初の取り組みであり、桐生の街を全国で初めて「密が可視化された街」とすることで、コロナ禍から桐生が立ち上がる原動力としていきたいと考えています。

緊急事態宣言が解除され、少しずつ日常を取り戻しつつありますが、いまだ桐生の街には人が戻らず、各店舗や施設においても積極的な来訪の呼びかけが憚られる状況と言えます。今回の取り組みにより桐生の「空き」が発信され、安心して桐生に訪れていただくための一つのきっかけになることを心から願っています。

皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

「群馬県桐生市で街をあげての『密』可視化へ!」(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000018933.html