本日より警戒度1へ。東京都との違は?
本日より群馬県による「社会経済活動再開に向けたガイドライン」の警戒度が「2」から「1」に移行され、県内ほぼ全ての休業要請が解除されました。これに先立って、東京都でも6月12日(金)からロードマップに基づく自粛要請を「ステップ3」に移行し、一部接客を伴う店舗を除き自粛要請が解除ました。
ここで気になるのは、群馬県ガイドラインと東京都ロードマップの階級の考え方についてです。群馬県の警戒度は数字が低くなるほど自粛が緩和されますが、東京都のロードマップは数字が増えるほど緩和されるという逆進性の仕組みとなっています。
これは特措法に基づく緊急事態宣言と異なり、これらの指標を各都道府県が独自に作って対応していることに起因しています。各都道府県の状況を踏まえ、地域の現状に即した指標が導入できる一方で、各都道府県により表現が異なることから、わかりにくい状況も生じているようです。同じ関東地方の都道府県として、表現統一への協議はできなかったのでしょうか。ぜひ今回の経験を今後への教訓として活かしていただき、積極的に連携を図っていただきたいと感じています。
なお群馬県では、東京都を含む5都道府県(北海道、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)への不要不急の往来について、6月18日(木)までは控えるよう要請が出されています。皆様におかれましては、県を跨ぐ移動に対してまして、引き続き慎重なご判断をお願いいたします。
群馬県ガイドライン 警戒度区分
東京都ロードマップ ステップ区分