議会機能強化 全国1位

早稲⽥⼤学マニフェスト研究所が6⽉10⽇に発表した「議会改⾰度調査2019」の重点3分野のランキングにおいて、桐生市議会が「議会機能強化」の分野で初の全国1位の評価をいただきました。この調査は全国の地方議会(都道県議会・市町村区議会)1,788議会のうち、1,433議会(80%)から回答があったもので、今年で10回⽬の調査となります。なお、桐生市議会は「情報共有」と「住民参画」の分野においても、それぞれ27位、31位の高い評価をいただくことができました。

今回、桐生市が1位となった「議会機能強化」においては、委員会調査活動の充実が高く評価されているようです。桐生市議会では委員会による政策的条例の新規制定や⾒直しなどを継続的に行っており、委員会による当初予算要望を毎年実施しているなど、委員会の活動は活発であると言えます。一方で、議場の建て替えの検討がされていることなどからICT面の整備などには遅れがあり、決して全国1位をもって満足するような状況ではありません。

議会の機能強化は形式的な面を整えればおのずと評価は高まります。しかしながら、形式を整えるのは道具を買い揃えるのと等しく、その道具をどのように活かしていくことこそが重要です。今回の調査はアンケート方式であり、桐生市議会が他市より多くの仕組みを整えきたに過ぎません。議会改革の本当の評価は「市民の皆様が実感を得られること」であると思います。先輩方が築いてきてくださった改革意識の基礎の上で、より実践的に行動ができる議会となるよう取り組みを進め、今度は市民の皆様に「議会は役立っている」とご評価をいただけるよう、引き続き中身ある議会活動に取り組んで参りたいと思います。

最後となりますが、今回の高いご評価を受けたことは桐生市議会に関わる全ての皆様からのご協力の賜物であります。心より感謝申し上げます。