議会活動の継続に向けてリモートを初導入

新型コロナウイルス感染症の拡大の終息が見えないなか、桐生市議会ではリモートの導入の検討など、議会活動の継続に向けた議論を開始しています。

私が委員長を務めさせていただいている総務委員会では、5月15日に桐生市議会初となるリモートを活用した研修会を設営させていただきました。開催当日は、群馬大学理工学部と議事堂をリモートで繋ぎ、講師の先生が研究室で講演した内容を遠隔で受講させていただきます。8名の委員の皆様には、換気や座席間距離に配慮したうえで議事堂の正庁ご参集いただき、その他の市議会議員の皆様、及び関係する市役所職員の皆様(合わせて20~30名の参加を予定)には、ご自宅や庁舎内の自席にて傍聴をいただくことに決定いたしました。なお、リモート研修にあたっては会議アプリのZoomを活用させていただきます。

研修の内容は現在委員会で所管事務調査として取り組んでいる「公共交通について」となります。新型コロナウイルス感染症の影響で5月に予定されていた行政視察による調査活動も見送りとなるなか、来年度に予定されているおりひめバスの路線見直しの作業が7月の最終案決定に向けて大詰めを迎えており、委員会としてもそれまでに提言書をまとめて市長への提出を行うべく、今回のリモート研修会の設営となりました。

滋賀県大津市では新型コロナウイルスの感染者の発生により庁舎が閉鎖されたという報道もなされています。議会活動の継続に向けて、1か所に参集しなくても議論が可能な環境を構築していくためのテストケースとして、今回の取り組みを今後に活かしていけるよう、ノウハウをしっかり積み上げていきたいと思います。