新型コロナウイルス感染症対策における緊急要望書を提出

医療関係者をはじめ、新型コロナウイルス感染症対策の最前線でご尽力いただいている皆様に敬意を表しますとともに、心より感謝申し上げます。この度、桐生市議会では「新型コロナウイルス感染症対策における緊急要望書」を取り纏め、北川議長から荒木市長に提出させていただきましたので、ご報告申し上げます。

4月7日に東京都など7都府県を対象とした緊急事態宣言が出され、対象から外れている群馬県においてもクラスター(感染集団)の発生や市中感染の拡大傾向がみられています。昨日には桐生市内で初めてとなる感染例も公表されました。今後の感染爆発の可能性を排除できない厳しい状態が続いており、桐生市においても常に最悪の事態を想定した医療体制の構築を強く望むところとなります。

今回の要望書においては、桐生市内における適切な医療体制の構築に向けた要望を纏めさせていただきました。要望項目は以下の3点です。

1. 感染症指定医療機関である桐生厚生総合病院おいては、完全に隔離された感染症に対応可能なフロアを整備するなど、感染者増加を想定した準備を速やかに行うこと。

2. 今後の感染者の増加を見据え、軽症者や無症状者の受入が可能な桐生市内の公共施設のリストアップを行い、必要な準備を行うとともに、民間施設の活用の可能性も含めて調査を行うこと。

3. 桐生医療圏内の各医療機関において感冒様症状の患者の受け入れ拒否等が発生しないよう、中核病院である桐生厚生総合病院と桐生医療圏内の各病院・診療所などのかかりつけ医との情報連携を密に図り、医療圏内の状況把握を逐時行うこと。

以上となります。皆さま方におかれましては、引き続き感染症拡大防止へのご協力をよろしくお願いいたします。